マスクフィットテスト
マスクフィットテストとは?
マスク(呼吸用保護具)が使用者の顔に密着(フィット)していることを評価するためのテストです。
令和5年4月1日より1年以内に1回実施が義務化されます。
令和5年4月1日より1年以内に1回実施が義務化されます。
マスクフィットテスト概要
- 適用法令:労働安全衛生法
- 対象事業場:金属アーク溶接作業を継続して屋内作業場で行う事業場
- 対象マスク:電動ファン付の全面形面体・半面形面体、取替式の全面形面体・ 半面形面体、使い捨て式(屋外作業者、ルーズフィット形は対象外)
- 実施頻度:1年以内に1回
テストのながれ(定量的フィットテスト)
マスク使用者毎、計測装置でテストします。
テスト受験者のマスクと計測装置をチューブで繋ぎます。
受験者が所定動作を行い、(マスク外部の粉じん量)÷(マスク内部の粉じん量)=「フィットファクタ」を求めます。
フィットファクタが全面形面体で500、半面形面体で100の数値を上回っていたら合格です。
テスト受験者のマスクと計測装置をチューブで繋ぎます。
受験者が所定動作を行い、(マスク外部の粉じん量)÷(マスク内部の粉じん量)=「フィットファクタ」を求めます。
フィットファクタが全面形面体で500、半面形面体で100の数値を上回っていたら合格です。
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株式会社サンコー分析センター
定量フィットテスト例
短縮法・・・約10分~ 凝縮核カウンタ(CNC)計測器のみ
- 使い捨て式:つま先に触れるように曲げ切ったところで2回呼吸→ 発声→頭を左右に回す→頭を上下に動かす
- 半面形、全面形:つま先に触れるように曲げ切ったところで2回呼吸→その場の駆け足→頭を左右に回す→頭を上下に動かす
①
②
③
④
不合格時 | 装着方法の指導、マスク種類・サイズの変更、再テスト(2回まで) |
記録 | 3年間保存 |
タイミング | 新しくマスクを導入したとき、新入社員が入ったとき、体重の増減などで顔の容貌に変化があったとき |
溶接ヒューム規制に係るフィットテストFAQ
1.フィットテストはなぜ重要ですか?
フィットテストは作業者の健康と安全を保護し、作業者に適したマスクを選択し、マスクの正しい使い方を促します。
また、マスクの漏れ箇所を特定し、規制やガイドラインの遵守にも貢献します。
また、マスクの漏れ箇所を特定し、規制やガイドラインの遵守にも貢献します。
2.フィットテストの結果が不合格だった場合、どのような対策を取るべきですか?
以下の対策を検討します:
安全管理担当者や専門家と協力して最適な対策を見つけましょう。
- マスクの調整やストラップの調節を試す。
- 別のマスクモデルを試して密着性を改善する。
- 個別の対応策を検討し、特殊な要件に合わせたマスクやアクセサリーを検討する。
- トレーニングや教育を通じて正しい着用方法と調整方法を提供する。
安全管理担当者や専門家と協力して最適な対策を見つけましょう。
3.フィットテストはどのように実施されますか?一般的な手順を教えてください。
- 準備とマスクの確認。
- テストの目的と手順の説明。
- 定量的フィットテストまたは定性的フィットテストの実施。当社では定量的フィットテスト(短縮法)を行えます。
- フィットの評価と合格・不合格の判定。
- 結果の記録と報告。
専門家やトレーナーの指導に従って実施することが重要です。
4.フィットテストはどのくらいの頻度で実施するべきですか?定期的な再テストは必要ですか?
フィットテストの頻度と再テストの必要性は、マスクの種類、作業環境、法的要件、ガイドラインによって異なります。日本国内においては、定期的に1年に1回の頻度でフィットテストを実施することが求められています。
また、マスクの変更や修正、異常が見られる場合にも再テストが必要です。具体的な頻度と再テストの要件は、法律や規制、職場のポリシー、専門家の指示に従ってください。
また、マスクの変更や修正、異常が見られる場合にも再テストが必要です。具体的な頻度と再テストの要件は、法律や規制、職場のポリシー、専門家の指示に従ってください。
5.フィットテストを自分で行うことはできますか?専門家の指導なしにテストを実施するべきですか?
フィットテストは専門家の指導のもとで実施することが推奨されます。専門家は正確な手順と評価を提供し、被験者の安全と健康を保護する役割を果たします。自己フィットテストは正確性に欠ける可能性があり、専門家の指導なしでの実施は推奨されません。専門家の指導を受けながら正確なフィットテストを行うことが重要です。
貴社にてフィットテスター機器を購入するなどしてテストを行う場合、試験実施者は「マスクフィットテスト実施者養成研修」などの研修を受講してください。
貴社にてフィットテスター機器を購入するなどしてテストを行う場合、試験実施者は「マスクフィットテスト実施者養成研修」などの研修を受講してください。